尾形 太良(おがた たろう)
保有資格・認定・習得:
- 柔道整復師、鍼灸師
- ケアマネジャー
- 構造医学(構医認定)
- 日本構造医学会 会員
- 沢田流鍼灸術
- 刺絡学会認定
- 漢方鍼医会
- 医学史研究会 会員
業界歴:35年 臨床25万人以上
- 1985年 日本橋名倉整形外科、名倉国際広尾クリニック5年勤務
- 1990年 都内 鍼灸整骨院に分院長として14年勤務
- 2004年 中野区大和町で開業
施術メニュー:すべて
趣味・特技:映画鑑賞・ビリヤード・スキー・柔道初段
北区・志茂少年野球連盟審判理事、トレーナー、コーチとして子供たちと一緒に汗をかくのが大好きです。
お客様へメッセージ
当院の施術方法は、構造医学という、世界で初めて重力の影響を受けたヒトの体を研究した学問を基に生まれた施術法です。
人の体の成り立ちは、常に重力環境の場に適するように、骨格という支持機構を持ち、筋肉が動作をサポートするように出来ています。
内臓の働きもこの重力環境の場に適する状態で働いており、この研究の中から他の医学、民間療法では見当たらない発見が多く打ち出されています。
構造医学は、現代医療を始めとして伝統医療、生物学、発生学、物理工学など様々な分野を体系化したもので、その勉強に何年もかかります。私は構造医学本部より認定状をもらい、新たに中野区に整骨院を開業いたしました。
構造医学においては、人の体が疾病に陥って治らないのは重力に抗する力を失っているために内包力という自らを回復させる能力(自然治癒力)が低下してしまっている、重力に抗していれば、回復へ向かい始めるという大原則があります。
従って、施術は、「重力環境の場に適応できる体に戻すには、どんな施術が必要か」を考えて行います。
歩くことは重力に抗するために最重要であり、体が良くならない人は、必ず歩くことが少ないか、歩いてもうまく重力に抗することが出来ないという問題点が体に存在しています。
この問題点を見極め、施術していくことで、自然回復していかない原因を根こそぎ取り除いていくのが名倉堂やまと鍼灸整骨院の施術です。
患者さんを根本的に改善させるために
私は東京都北区の生まれで、一時、静岡県伊豆市に暮らしておりましたが、小学3年生の時父親が肝臓癌で他界し、東京に戻りました。柔道、陸上、野球と続けられた事は、周りの方々に助けられたという思いでした。怪我をきっかけに整骨院の先生になる為、猛勉強しました。鍼灸師の資格も取り、東京日本橋の名倉整形外科で働かせてもらいました。当時は1日300人を超える来院患者の中で修行という形の厳しさでした。その後は整骨院で一日200名を超える患者さんお一人お一人に向き合った時に、患者さんを根本的に改善させるために、構造医学の知識が必要と判断しました。
この学問は施術者のためにあるのではなく、改善を望んでおられるお客様それぞれのためにあります。
私が精いっぱいお助けいたしますので、どうか一緒にあなたのお体を改善させていきましょう。
当院の理念
命をテーマにした、人らしさの回復を理念に施術を行ってきました
当院は、ただ施術を行う整体院ではありません。
これまで、命そのものをテーマとし、内科分野と整形外科分野を分けない意識で施術を行ってきました。
それは例えば、腰痛のお客様の腰を施術する際に、単純にに腰という意識だけで施術をしないという事です。
なぜなら当院でこれまでカウンセリングの際に、全腰痛お客様の身体的な経歴を聞き取ると、泌尿器や消化器、あるいは婦人科領域の疾患をかかえる方が大変多くおられたからです。
「なぜ、腰や骨盤の悪い方に、この付近の臓器障害が合併しているのか」
私はこれを考えたとき、腰という部位が、単に整形外科学の知識のみで扱うべきでないのではないかという疑念にかられたのです。
そして、私なりの腰へのイメージモデルを考えてみました。
腰という部位を骨と筋肉による平面でイメージするのではなく、中が空洞の立体構造でイメージします。
まず、この立体構造の天井は、横隔膜という、言うなれば強靭なテントになっています。
そして、周囲の壁は背筋、腹筋というこれまた強固な筋組織と骨盤によって取り囲まれています。
さらにその底面は、骨盤隔壁という骨盤底筋や強靭なじん帯で受けていて、この立体構造は、腹部内蔵を収めているひとつの容器とみなすことができます。
腰はこの立体構造の後壁部分の一部であり、腰痛が発生していることを、単に腰の筋肉の問題か骨の問題かという話だけで済ませて良いのかと常々考えました。
つまり、立体という容器の中に、泌尿器や消化器のような内部臓器が収められているのであって、大きな動きをする人体において、腹部内臓を入れたこの容器が歪められたり、縮められたり伸ばされたりと言ったことが起こっているのです。
ということは当然のように、腰の歪みは内部の臓器が引き伸ばしや圧縮が極力起こらないような歪み方をしているはずなのです。
どのような形に歪むことが許され、どの程度に歪むように設計されているのかという疑問が、私の骨盤学への取り組みをより深いものにしていきました。
多くの方は、こんなことは医学的に解明されているだろうと思うかもしれませんが、全く論じられたことも無く、文献も見当たりません。
要するにこの分野は、それほど深く考えられていないということです。
痛いなら痛み止めやマッサージと単純に考える。
腹部内臓は内科で、腰は整形外科と割り切ってしまう。
こうした学問の在り方が人体への深い理解を妨げになっている。
私は、このような見方であってはいけないと本気で思うのです。
さらに、腰と骨盤は人体の中央の高さにあり身体全体の中で特に幅を持っています。
このことは、腰と骨盤は、動き続ける身体において完全なバランスコントロールを行っている高度な制御系が存在するということを示しています。
さらに、この腰と骨盤のバランス運動によって、歩行時の左右の揺れ、前後、そして上下の揺れが生じるのです。
この揺れが、人の生命活動の現れの呼吸や脈、心臓の拍動を邪魔をせず、同調していなければならないのです。そうでなければ、人の体はとても自由気ままに動けないはずなのです。
この問題に直面した時、私は、もしかしたら、人の健康が害されている状態とは、この協調や同調が損なわれた状態を示すのではないかと思ったのです。
私たち施術家は、決して整形外科を補填するような仕事ではありません。
まさに、ヒトの体を総合的に見る人科として判断し、ヒトの生命をテーマとして行うものです。
そして何より、お客様の安全が最重要であり、生命の問題をも包括した形で痛みや症状に対する施術を行っていくことが、あるべき整体術の在り方と考えます。